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まにまに音楽生活

よくある音楽、本、生活などについてのブログです。

大人だろ 勇気を出せよ

突然スイッチが入り、RCサクセションの「空がまた暗くなる」を今朝からよく聴いてます。

RCのラストアルバムに収められた、ミュートの効いたミニマルなギターフレーズが牽引するギターポップの傑作ですが、歌詞がいいんですよね。

"大人だろ 勇気を出せよ"

からはじまるこの曲は、とりあえず応援ソングのようなスタートをきるわけですが、

"ああ 子供の頃のように

さあ 勇気を出すのさ"

と展開するところで、応援ソング的なフレーズをキープしつつも何気なくねじれをおこします。

大人なんだから、子供の頃のように勇気を出せよ、というのは、矛盾するとまでは言わないまでも、無理が生じます。子供とちがい大人は無理をしなければいけない。

そして、タイトルにあるように、空がまた暗くなります。笑っていても、かくせない。涙を流しても、かくせない。

勇気を出してどうなるのか。どうにもならないかもしれません。歯を食い縛って生きるしかないという、ある種の諦観に満ちた歌なのかも。というところで、曲が終わります。

けど、もう一度リピートすると、やはり清志郎はこう言います。

"大人だろ 勇気を出せよ"

苦味に満ちていながらも、一周してやはり、これは応援ソングなのだと思います。

こんな曲は誰にでもかけるわけじゃない。

優れたポップソングは時代を捉えますが、

最高のポップソングは時代を超えた普遍性を帯びます。

何度も聴き、ただの優秀なポップソングだと思っていた清志郎のこの曲が、ある日(というか今朝)、僕の心臓を射抜きました。音楽は素晴らしいと、こういうとき思うのです。

Baby a Go Go

Baby a Go Go