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まにまに音楽生活

よくある音楽、本、生活などについてのブログです。

ハピネス•イズ•ア•ウォームガンはどこで鳴っていたのか


先日、キャメロン•クロウの映画『バニラスカイ』を見直しました。

 

複雑な話だったような記憶がありましたが、意外と(?)わかりやすいSFで少々拍子抜けしてしまいました。

 

しかし少し時間が経つと思い出すのは、話の筋ではなく、なんとも言えないもの悲しさや、無人のタイムズスクエア、醜く崩れるトム•クルーズの顔面だったりして、映画というのはそういうものなのかも知れないなと思ったりします。

 

で、本題は「そもそもなんでこの映画を見直したか」ということなのですが、それはビートルズの「ハピネス•イズ•ア•ウォームガン」が聴きたかったからなのです。

 

ぼくには、トム•クルーズの顔が崩れている画の背後でビートルズホワイトアルバムA面ラストに収められた楽曲「ハピネス•イズ•ア•ウォームガン」が流れていた記憶があり、名シーンと記憶しているその映像を確認したかったのでした。

 

 

ハピネス•イズ•ア•ウォームガン。

 

ジョン•レノンが作ったこの曲は、ビートルズの中でも一際危うさを感じさせる狂気ばしった曲で、彼らの膨大な名曲のリストの中でも、個人的に最も好きな曲のひとつです。

 

ウォームガンとは何か?ということについては、射精後のアレ、ととれるし、もちろん銃それ自体ともとれます。曲全体もLSDとの絡みや、ヨーコとの関係でも語られたりと、詳述はさけますが多様な解釈があります。

 

全体的に不穏で、狂っていて、猥褻な身勝手なゲス野郎の曲ですが(DVとレノン、といった話もあるいは想起させます)、終盤のレノンの絶唱(ここでの彼のヴォーカルの格好良さはビートルズ史上最高値を記録していると思います。)は高らかなハピネスの宣言にはどう考えても聴こえず、頼むから助けて欲しいという祈りのように聴こえます。

 

曲の説明が長くなりましたが、結論としては、この映画の中でこの曲が鳴ることはついにありませんでした。ぼくの記憶にあったようなシーンはなかったのです。

 

少々面くらったため、サントラの曲目も含め、この曲と映画の関わりを調べましたが、ぼくが調べた限り特に何の情報もでてきませんでした。

 

それでは、ハピネス•イズ•ア•ウォームガンはどこで鳴っていたのか?

 

別の映画?

本編以外の映像?

 

いろいろな可能性がありますが、

 

「ぼくの頭の中で」鳴っていた。

 

 という答えが一番素敵なので、これ以上調べないことにしました。

 

ちなみにこの映画の主題歌は映画のタイトル同様『バニラ•スカイ』という幻想的な幸福を歌った曲で、作者はポール•マッカートニーだったりするのでした。