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まにまに音楽生活

よくある音楽、本、生活などについてのブログです。

曽我部恵一『マイフレンド・ケイイチ』・cero『orphans / 夜去』

あけましておめでとうございます。

年末、いつものようにサッと出た曽我部恵一の新作を聴いております。
宅録音による、プライベートな雰囲気な弾き語り盤で、冬にじっとりとなじむ感じがよいですね。カバー集『Sings』あたりから、自宅録音の際の曽我部氏の背中丸めてこっそり歌う感じの歌い方があまり好きではなく、この作品も若干抵抗があったのですが、ずっと聴いてるとなんだかなじんできました。それほど大した曲が入っているとも思えないのですが、全体的にどこへも行けない(からどこへでも行ける)感じがいいですね。


タイトルだけですけど、加藤和彦の「だいじょうぶマイ・フレンド」を思い出したりもして。


(なつかしい感じの帯付きジャケットによる刷り込みもあるのでしょうが、)普遍的に歌い継がれる、昭和のフォーク/ポップス回帰のような、そういう感じもあるのかもしれませんね。

 


年末に出た好盤と言えば、ceroの新しいシングル『orphans / 夜去』。
とにかくcero初の橋本さん曲「orphans」が素晴らしいですね。メロウなファンク~R&B路線の曲も勿論いいけど、歌詞が凄まじい。多分すでにいろいろ解釈されていると思うので深追いしないですが、Yellow Magusまでの世界から「別の世界」への鮮やかな展開。新しい物語が始まるフィーリングとメロウネス。鳥肌がたちました。
西村ツチカがエヴァパラレルワールドを描いたらこんな感じ?(別にエヴァじゃなくてもいいのですけど…)とも思ったりして。


小沢健二「1つの魔法」のカバーは、これは少し新しいけど、直球で黒すぎてちょっと違うかなー、と思いました。でもメロウにカバーすると普通になっちゃうかもしれず、解釈としては、あんまり攻めてないけどこの辺がギリギリなのかもしれません。なんというか、あまりうまく言えず、すごく抽象的な言い方になってしまうのですが、「orphans」の方が、このカバーよりも、この曲(原曲)に接近しているのではないかという気がしました。

今年はサードアルバムに期待ですね。

Orphans / 夜去

Orphans / 夜去